先日収穫した桃の話…
見ての通り、良い色してるし、大きい!

が、しかし…
これが売り物にならない(笑)
原因はこれ。ちょっとした穴。

『核割れ』と言って桃の種子を覆っている核が割れる事をいう。
正直、大きくなれば良いもんだと思ってたが、どうやら違うらしい。
なぜこうなるのかを尋ねてみる。
雨が降り続いたことと、もう一つは『摘果』という作業に問題があったらしい…
『摘果』とは、木に成ったいくつもの果実を、何回かに分けて落としていく作業で、残す果実に栄養を集中させていくために行われる。
今回は、果実を一つに残すのが早すぎて、果実に一気栄養がいく事で、果実が一気に膨らみ、種(核)の成長が追い付かず、果肉の膨らみに引っ張られて種が割れてしまったとの事…
果肉の膨らみ(成長)を見極めながら、ゴール(収穫)から逆算し、丁寧に摘果していく…これが大事なようだ。
要は『ゆっくり』『ていねいに』『先を見据え』『桃に寄り添って』って事なのかな。
『成長』を急ぐと『核割れ』を起こしてしまう。
・・・
選手の育成も同じだなこりゃ…(笑)

『目先』に拘り成長させるのか、『後先』に拘り成長させるのか…
目先=チーム。後先=○○○。
色んな考え方があれど、自分の中では今どうしてもこういう構図になってしまう。
以前、目先(全国)に拘り成長させた…
すると何が起こったか…
次のステージで『全国』目指すどころか、『試合出場』を目指さなければなくなった…そして、疲れて、フットボールから離れてしまう…
当時、こんな事もあった。
『チーム』を消された時の『○○○』の力の無さを露呈してしまうゲームしてしまった事だ。そんな時には爆弾ゲームになってしまう…化けの皮が剥がれてしまうのだ…。
ある先生に言われた。「どんな戦術もはめ込まれたら消えてしまう」
そこで気づいた。それまではチーム戦術で何とかなると思っていた。
でも、よく考えてみたらそうだ。
ペップのチームですら苦しんだ時はそうだ。
ビエルサのビルバオ、シュミットのザルツブルグetc…

やっぱり『○○○』なんだよな、と。
だから、今『○○○』に拘っている。
1vs2に持ち込む…
脱線しました(笑)
大人は以下を頭に入れとかなければいけない。
・『後先』を子供達は知らないという事
・子供達は『目先』に必死になるのは当然って事。
・目先と後先の『帳尻合わせ』のセンスを、後先を知っている大人が持ち合わせなければいけないという事
当園の、とある桃は、早まった結果、『最終的』に負けました…
『最終的』に負けない育成を目指して…
○○○に寄り添いながら、
最後、笑えるように…
